前日に着ていた服を当日の朝、
燃えるゴミとして処分するのが引っ越しの際の恒例行事だ。
洗濯する時間もないし、汚れた服を新居に持っていくのも
なんだかなぁと思って毎回捨てているのだけれど、その度に罪の意識が芽生える。
その光景を見ていた人に指をさされ「MOTTAINAI!」と叫ばれたりしたら、
僕はひたすら謝ることしかできないと思う。
もちろん後悔するし、その服がなくて困ったことにもなる。
じゃあそんなことやめたらいいじゃないか、とあなたは言うかもしれない。
僕だってやめたい。でも引っ越しの時期はまたいずれやって来るだろうし、
引っ越しの前日を全裸で過ごすことはできない。
前日に着ていた服というのは必ず生まれる。毎日生まれている。
邪魔になるのは引っ越しの当日だけだ。
だからまた僕は前日に着ていた服を捨てることになるだろうと思う。
大変申し訳ないとは思うのだが、服には我慢をしてほしい。
その日までは服を大切にすると誓う。
それにこういうことを言うと怒られそうだけど、
脱いだ服をそのまま捨てるという行為はなんとなく気持ちがいいものなのだ。
前日のバスタオルも捨てます。(きのした)
返信削除貴族の出か、、
返信削除なにかの末裔です。(きのした)
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