2011/12/15

「さかなクン」と「にくクン」

「さかなクン」がいて、「にくクン」がいないのはなぜだろう。

きょうは、その理由について考えてみたい。


1.にくクンは、頭に何を乗せるかが難しい。

「さかなクン」の頭部から下は、ほぼ人間である。

「さかなクン」は頭に「さかな」(あれはハコフグ)を乗せている。

チャーミングなあの「さかな」が世代を問わず人気を集める

彼のシンボルとなっている。

「にくクン」も同じようにしたい。

「にく」と言われて、牛、鶏、豚、羊そのものを想像する人は少ないだろう。

おそらく、調理前or調理後の「にく」を想像するはずだ。

そんなものをぺチャッと頭に乗せた人間を「にくクン」と呼べるだろうか。

いや呼べない。強いて言うなら、「焼肉屋で酔いすぎた人」だ。

ごく控えめに言っても、気味が悪い。


2.にくクンは、どのように鳴けばよいのかがわからない。

「さかなクン」は「ギョギョ!」と鳴く。

「にくクン」はどのように鳴けばいいだろうか。

「モウモウ!」はどうか。

これでは全国鶏協同組合、全国豚協同組合、全国羊協同組合から

クレームの電話が殺到してしまうだろう。

「コケコッコー!」「ブヒブヒ!」「メエメエ!」も同様にだめだ。

すべての「にく」に共通している鳴き方。

「ジュウジュウ!」だ。焼かれる音だ。

しかしこれでは、少々残酷すぎやしないだろうか。

それに「ジュウジュウ!」は、焼いて食べるもの全般に共通してしまい

「にくクン」のオリジナリティが失われてしまう。

かと言って無口な「にくクン」は、なんの面白味もない。


3.にくクンは、なんとなくイヤだ。

うん、なんとなくイヤだ。



以上これらの理由(特に3)によって、「にくクン」はいないのだと僕は思う。

いたら本当にごめんなさい。


※おい、「やさいクン」はどうなんだよと思った方へ。

 検索してみると「やさいクン」はいます。

 何を頭に乗せ、どのように鳴くのかはわかりませんが、

 「やさいクンの水耕栽培ブログ」をやっています。

 興味のある方はぜひ読んでみてください。

 僕は読んでいません。

1 件のコメント:

  1. 頭に乗せるのは、

    はじめ人間ギャートルズに出てくるような「マンガにく」

    鳴き方は、

    「にくにく!」これでどうだろうか。

    ダメか。適当すぎる。

    (きのした)

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