2012/09/24

京都でイカを投げてきました(後編)

祇園の路地
前編では八坂神社を抜け石塀小路あたりまで歩きました。
いつもならそのまま清水寺まで行くのですが、今回は時間がなかったのでそこで引き返し祇園まで戻りお昼ご飯を食べることにしました。

⑤祇園の路地

この辺は小さな路地がいくつもあって料理屋が並んでいます。中まで入っていくときは少し緊張します。ただ、昼食ならそれほどおそれることはないと思います。といっても、予約もなくひとりで入るのは気が引けたのでイカだけ投げて引き返しました。もう少しおっさんになったらこういう店も躊躇なく入れるのではと思います。その辺だけが歳を取る楽しみかなと思います。

京の洋食屋さん
 ⑥洋食屋さん

京都に行ってもひとりでは京料理の店に入りにくいとか、もう和食は飽きたとかいう場合に行きたいのが洋食屋さんです。洋食といっても、建物が町家だったり、京野菜が使われていたりと、どこか京都らしさがあって楽しめると思います。京料理以外でほかに京都で食べたいものは、ラーメンや、粉モノでしょうか。ラーメンは意外に背脂たっぷりでおいしいです。チャーシューもたいていどんぶり一面に載っています。ただせっかくの京都での貴重な1食をラーメンにしていいのかは意見が分かれるところだと思います。あと、京都は学生の街なので大盛り自慢の店もけっこうあります。京都大学の近くにあるカレーの店『久留味』や等持院のお好み焼き『ジャンボ』は、1食で1日分のカロリーを摂取することができると思います。
京阪電車

 ⑦京阪電車

お昼を食べたあとは祇園四条駅から京阪電車に乗って出町柳に向かいました。公募で京阪電車のキャッチコピーを考えたことがあります。「どこで降りても歴史の舞台。」「途中下車したくなる通過駅がある。」
「どの時代で、下車しますか?」「ゆっくり走ってほしい電車もある。」
「古都を、コトコト。」「世界遺産の最寄り駅。」どれも似たような感じになってしまいました。難しかったんです。京都に頼りすぎずにもっと京阪のことを言えたほうがよかったのかなと思います。



鴨川
 ⑧鴨川

 鴨川だったり、賀茂川だったりします。
 南のほうは賀茂川で、出町柳の辺まで来ると鴨川になるようです。
 逆かもしれません。 この辺の土手でお花見したり、犬の散歩をしたり
 するのがいいですね。思い出しましたが、ここの橋を渡ったところで
 下鴨神社に向かう葵祭の行列と鉢合わせ、行列の向こうにある駅
 に行きたいのになかなか渡れなくてヤキモキしたことがあります。
 大切な予定があって急いでいたときです。のんびり歩く平安貴族たちを
 殴ってやろうかと思いました。雅とか優雅なんていうものは心に余裕が
 あるときしか感じられないものなのです。


糺の森
⑨糺の森

「ただすのもり」と読みます。下鴨神社の境内に広がる原生林です。
夏は涼しくてとてもいい場所です。世界遺産にも指定されているので、
イカを投げるときついいつもより力が入ってしまいました。なにごとも全力を出すことは大切ですが、リキんでしまっては逆効果です。リトルリーグの世界選手権で優勝した中学1年生で、すでに96mのホームランを打つすごい選手(清宮監督の息子)がいるそうですが、彼が「力を抜けばボールは飛んでいく」と言っていました。13歳でそれがわかってるとは末恐ろしいです。ちなみに僕は15歳でそれがわかりました。



 
下鴨神社
 ⑩下鴨神社

いよいよ今回の京都めぐりのラストです。下鴨神社です。上賀茂神社とは「がも」の字がちがうので注意が必要です。友達に加茂君というひともいます。そういえばむかし加茂君とこの辺に来て、「加茂みたらし茶屋」でみたらし団子を食べたことがあります。無邪気でした。新入社員のときなので、もう10年以上前です。今回、下鴨神社は夏の特別公開で本殿を特別参拝所から見ることができました。9月の京都は桜も紅葉もない季節ですが、その分空いているし特別公開もしているので一度来てみてもいいかと思います。
写真をご覧ください。これで京都めぐりは終わりになりますが、 最後になってようやく最高のイカ投げをすることができました。うれしいというより、ほっとした気持ちが大きいというのが正直なところです。
               

                 以上。




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