2014/03/28

だれかを好きになったことのない者のみ、我々に石を投げよ。

2014年4月19日(土)19:00~

下北沢の本屋さんB&Bにてトークイベントをします。

(おそらく石神慎吾さんも客席にいます)

お時間があれば、ぜひお越しください。

詳細、ご予約はこちらからどうぞ。

阿部広太郎(コピーライター)×木下龍也(歌人)『だれかを好きになったことのない者のみ、我々に石を投げよ。』

お待ちしております。

(木下)


2014/02/01

書けない人なんていない。

突然だけど、コピーライターの武器ってなんだろう。
人脈?経験?センス?アイデア?熱意?法則?
6年前。入社1年目。当時、人事だった僕は考えた。

ちなみにその時の僕は、
クリエーティブ塾採用でもなければ、
コピーを書いた経験もなければ、
文章のセンスが誉められたことも、
アイデアがあるねと言われたこともない。本当にない。
あるのはコピーライターになりたいという熱狂的な思いだけ。

そんな僕でもひとつだけ手に入れるものがある。
コピーのつくり方(法則)を自分の中につくることだ。
コピーのつくり方をつくろう。
はじめて買った2008年のコピー年鑑。2万円は高い。
でも、2万円でコピーライターになれるなら安い。

コピー年鑑をめくる。
自分の中でヒットしたコピーを書き写す。
なぜ、どうして、自分が良いと思ったのか。
しつこく考えながら自分の中に法則として意識する。
世の中でヒットするコピーを書くには、
それを愚直に繰り返すしかないと考えた。
法則のつくり方は西島知宏さんのブログを参考に。
例えば、2014年のコピー年鑑だったらこうだ。

【発見のある定義をする】
映画は、本当のことを言う嘘だ。dビデオ
魅力的な欠点がひとつあれば、どうしようもなく愛される。ルミネ
仕事がいちばん面白い。吉本興業
【名刺と動詞をお見合いさせる】
服をめぐる冒険。クロスカンパニー
青春は、歩くな。 MATCH
神秘がおじぎしている。 WORLD ANA DELHI
【視点を変えてみる】
太陽から見れば、日本には広大な空き地が広がっている。GODA(太陽光発電システム)
etc
(以上、一部を抜粋)

これを6年かけて、コピー年鑑30年分。
いま僕はこうしてこの文章を書いている。
人生に絶対はないけれど、絶対にうまくなる。
書けない人なんていない。

だから諦めないでほしい。本気なら。

コピーライター
阿部広太郎